kakukuri2冬も本番に入り、岡山県でもインフルエンザに係る注意報が発令されました
そこで、インフルエンザ対策について、格闘クリニックのしなもんが先生よりいただいた情報を掲載します

以下転載

格闘家向けの医学情報・トレーニング方法などを伝える「格闘技医学会」が、新型インフルエンザ予防マニュアルを発表した。試合に出る選手を主な対象としているが、普段ジムワークをしている方にも、一般の方にも参考になる情報が記されている。

▼試合出場選手&セコンド向け・試合会場での対策

11112009

手洗い、うがいを励行する、マスクを着用するといった基本的予防策はもちろん、試合会場特有の事情を考慮した対策が必要です。特にハイリスクなのが、観客席、会場入口、トイレ、売店、選手控室などひとの往来が多い場所。選手のみなさんは、極力さけるように気をつけてください。


・可能であれば、控室とは別にウォーミングアップスペースをチームで確保する。
・会場入りの時間を少しずらす。
・チームでアルコール消毒スプレーを用意しておく。
・ティッシュやペーパータオルを棄てるゴミ袋を統一する。(あちらこちらに棄てない)
・水や食料はあらかじめ多めに買っておく。
・トーナメントの際のウォーミングアップ用のミット等は、使用者が変わる際にはアルコールをかけてペーパ―タオルで拭く。
・観客やチーム以外のメンバーとの連絡は極力携帯やメールで行う。
・試合後は呼吸も激しくなるので、すぐに人の少ない場所に退避する。
・シャツやタオルを普段より多めに持っていき汗をかいたらすぐに着替える。
・控室が暖房などで乾燥している場合、濡れたタオルを準備して喉を守る。

 会場などでの具体的な動き方を記載しました。
 上記はあくまでのリスク軽減のための方法の例であり、感染を完全に防ぐ手段ではないこと、状況により対応に変化がでることをご理解の上、ご活用ください。

12011513▼練習での対策

・湿度を高めに保つ。
・道場・ジムの換気を行う。
・可能な限りマスクを装着して行う。
・試合前は、風邪やインフルエンザの有無を聴き、コンタクトするパートナーを選ぶ。
・ミット、グローブ、レガース、サポーター、ヘッドギアなどの使いまわしを避ける。
・マット、サンドバッグ、共用のミット類はアルコールで消毒する。
・練習前、インターバル、練習後の手洗い、うがいを行う。
・減量中の選手でも、練習の1〜2時間前には高カロリーの栄養を補給しておく。
・練習後は身体を冷やさないよう、すぐに着替える。また、温かい飲み物やカイロ等を活用して急激な温度変化に対応する。
・可能な限り睡眠時間を確保する。夜練習の場合、20分の昼寝を確保する。
・インフルエンザが疑われたら、すぐに受診する。発症から48時間以内に内服が開始されれば発熱の期間が短縮される。48時間を超えると治療効果が期待できない。
・家族内、同居者に発症者が出た場合、部屋を別にするなどして極力コンタクトを避ける。
・インフルエンザにかかった場合、周囲への感染を防ぐため解熱して2日間は道場・ジムに行かない。
・流行前の時期に、予防接種を行い重症化を予防する。

12011520▼一般的な予防マニュアル

1、必要のない外出をさける。
2、外出時は、マスクを使用する。(マスクは、使い捨てが望ましい)
3、手を洗う。アルコール消毒用スプレーや石鹸を使用し15秒以上。
4、人混みを避ける。間隔を2m以上あける。
5、咳や鼻水などの「呼吸器の炎症にともなう症状」に加えて、突然の38℃以上の高熱がある場合、インフルエンザを疑う(今後変更の可能性あり)
6、感染が疑われた場合、病院に行く前に各都道府県の相談窓口に自宅より電話連絡する。
7、自宅療養に備え、2週間程度の食品や水などを蓄えておく。
8、最新情報に気を配る(新型のため、対策なども変化する可能性あり)
   ・厚生労働省・新型インフルエンザ対策関連情報